また、取引所が閉まった後の決算発表やアメリカの株価動向など、最新の株価材料に基づいて取引したいというニーズもあります。
ちなみにPTSとは、(Proprietary Trading System)の略で私設取引システムという意味ですが、各証券会社が自前で取引所を運営するのでこういう名前がついているんでしょうね。
ただ、夜間取引といっても、全て共通ではなく、複数の規格があります。私自身もよくわからなかったので、以下にまとめてみることにしました(間違ってたら教えてください)
【ジャパンネクストPTS陣営(イートレード陣営)】
1.参加証券会社
イートレード証券、GMOインターネット証券、ゴールドマンサックス証券
2.対象銘柄
全上場銘柄
3.取引価格決定方式
顧客指値対当方式(売り手と買い手の指値が合致したら約定)
4.取引時間
19:00〜23:50(4時間50分)
5.手数料
イートレード証券がキャンペーン中は一律367円(07年11月30日まで)、
キャンペーン後は450円、800円、950円、1500円、1575円と約定額に応じて増加
GMOインターネット証券が一律100円(07年10月30日まで)
キャンペーン後は一律315円(激安)
【マネックスナイター陣営】
1.参加証券会社
マネックス証券、丸三証券
2.対象銘柄
全上場銘柄
3.取引価格決定方式
当日の最終値段による一本値(原則その日の終値)
4.取引時間
17:30〜23:59(6時間29分)
5.手数料
マネックス証券が一律500円
丸三証券が約定代金×1.05%(最低1050円、最高5250円)
【カブドットコム(kabu.com)PTS陣営】
1.参加証券会社
カブドットコム証券、07年9月27日より、三菱UFJ証券、BNPパリバ証券会社、ゴール ドマン・サックス証券、クレディスイス証券
2.対象銘柄
国内上場株式の内、カブドットコム証券が選定した流動性の高い約2,000銘柄
3.取引時間
18時30分〜23時59分(5時間29分、注文受付開始、気配表示は18時から)
4.取引価格決定方式
東証などの取引所と同様のオークション方式(成行注文も可)
5.手数料
カブドットコム証券は約定代金1,000万円まで一律378円
(1,000万円超は、1100万円ごとに42円加算。あくまで参考までに:笑)
【夜間取引の活況度、採算性】
夜間取引の1日の約定代金はマネックス証券は3億円程度、市場の終値で取引というシンプルな方式のため運営費が少額ですみ採算がとれているそうです。
一方、カブドットコム証券は1日1〜2億円だそうです。手数料収入にしたら1000万円に満たないそうです。
システム構築に10億円程度投資しているようなので採算は苦しそうです。
当初は現在の10倍程度の約定代金を見込んでいたとのこと。
投資家のニーズに応えるために夜間取引をはじめたのに、売買代金が少ないというのは皮肉なものです。結果を見る限り、ニーズがなかったとはいいませんが、現在のサービスでは投資家のニーズを満たせていないということでしょうか。
【夜間取引の今後】
近々、楽天証券もイートレード陣営に入るようです。
また、松井証券も同社が開設した私設取引システム(PTS)で夜間取引を開始するという話もあったみたいですが、どうやら参入をやめるみたいです。公式HPからも夜間取引参入のニュースリリースは消えてます。
そのかわり、昼間にやるみたいです(ソース:ミラー方式で日中に取引)
カブドットコム証券等他社の状況を見て撤退を決めたのでしょうかね・・・。
確かに松井証券単独でやっても流動性が低そうです。
ただ、だからといって昼間に参入っていうのもあんまり意味がないような・・・
【管理人の個人的見解(余談)】
夜間取引が個人投資家のニーズを満たすものであるならば、今後イートレード陣営が一番伸びそうです。イートレード証券も楽天証券もGMOインターネット証券も比較的手数料が安く、個人投資家に人気のある証券会社なので。
対抗馬はカブドットコム陣営。07年9月27日より、三菱UFJ証券、BNPパリバ証券会社、ゴールドマン・サックス証券、クレディスイス証券が参加しているとのことですが、これらの証券会社からは大口の注文が多く(勝手なイメージですが)、流動性はよりいっそう増しそうです。
個人的にあんまり伸びないであろうと思うのがマネックス陣営。取引所の終値でしか取引できないというのは不便です。終値で売りたいなら翌日売ればいい話です。何か材料が出たときは、買いたい人ばかりor売りたい人ばかり、で注文が成立しませんし。。。
さてさて、この予想通りになるかどうかはともかく、今後どうなっていくか楽しみですね。
東証が24時まで頑張ってくれるのが一番いいのではないかと思ったり(笑)
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